楽譜

おおむねウィーン原典版
ASIN:4276401070:image:small
ベートーヴェンピアノ・ソナタ集 (1) 第1番-11番収録
http://www.amazon.co.jp/dp/4276401070/

ASIN:4276401089:image:small
ベートーヴェンピアノ・ソナタ集 (2) 第12番-23番収録
http://www.amazon.co.jp/dp/4276401089/

ヘンレ版
ASIN:B00013UX3A:image:small
第1巻 第1番-15番収録
http://www.amazon.co.jp/dp/B00013UX3A/

だろうか。ペダルなどは解釈版も参考にしていいけど、ネットでもいろいろ見られるし、
http://imslp.org/index.php?title=Category:Beethoven,_Ludwig_van&pagefrom=Konig+stephan%2C+op.0117~~beethoven%2C+ludwig+van%0AK%C3%B6nig+Stephan%2C+Op.117+%28Beethoven%2C+Ludwig+van%29#mw-pages
今日わざわざ紙の解釈版を買う意義かあるかどうか疑問。


ウィーン原典版の方が研究が新しいけど、それほど多くの違いがあるわけでもないよう。新ベートーヴェン全集の研究はあまり進んでいないとも聞くが・・・
紙はヘンレ版の方がよいし、背中が開くのでめくりやすく、弾いてる途中で違うページになってしまったりしない。
ただしとても重い。中期を弾くと二冊に分かれてしまう。使い込むと背中が割れてしまう。背中も糸綴じしているので崩壊することはないけど、割れたところでページがずれたようになってしまう。
ウィーン原典版は紙がざらついていて破れやすい。書き込みもしにくい。めくりにくい。
楽譜としてはウィーン原典版の方がよいし、3分冊なので軽いし中期が一冊にまとまっている。


【追記】
他でもたびたび書いているけど、楽譜は糸綴じしているかどうかも重要。国内では全音、音友、海外でもヘンレなど、たいていのクラシック系楽譜出版社は糸で綴じた楽譜を出している。今日柔らかい表紙の本は普通糸綴じをしていないので、楽譜業界ならではである。
通常は左右と裏側の4ページ×4枚=16ページずつ綴じていて、それらを束ねて背表紙側ででさらに一冊に糸で綴じている。上記の本もそうで(ウィーン原典版の日本版は音楽之友社発行)、ヘンレなど表紙は何のコーティングもしてないただの厚紙で傷みやすいけど、製本は意外にしっかりしている。
糸綴じしているかどうかは、4の倍数の枚数の場所を何ヶ所か大きく開いてみれば、糸が見えるのでわかる。見えにくい本もある。
背表紙部分を横からつまんでみて、本の厚みよりも若干膨らんでいるのも特徴だが(折り返しと糸の分だけ厚くなっている)、あまり違いがわからないかも。


ドレミ楽譜出版社リットーなど、ポピュラーを主に出している出版社は、これをしていない(ポピュラーは流行り廃れがあるので長く使われないという社風か?)。
文庫・新書などと同じ、背表紙を接着剤で止めただけの簡易製本で、背をバックリ開くとページが剥がれやすくなるし、10年以上経つと接着剤が劣化してやはりページがポロリと取れてきたりする。