タワ尾根の紅葉

 
奥多摩のマイナールート、タワ尾根。
山と高原地図」でも長年点線すらなく、最近になって点線がついたコースだけど、奥多摩を歩く人には割と有名のよう。あれだけ長大な尾根でピークに多くの名前がついていながら、登山道が付いていないのが不自然である。やはり迷いやすく危険だからか。


ちょっと時期が遅いかと思ったが、1200m帯までが見事で、有名なミズナラの巨木周辺もきれいだった。人少なく、見事な紅葉をほとんど独占。
下りが迷いやすい。ウトウの頭南東の1560地点と1176地点の分岐は、一見なだらかな方の尾根が間違いのルートなので、特に紛らわしい。
尾根は登るほど合流し、下るほど分岐していくので、山は基本的に上りより下りが迷いやすいのだけど、特になだらかな尾根で知らずに違う分岐に下り込んでいるというパターンが危ない。たぶん山道で迷う80%はこれだろう。


迷った時は確かな場所まで登り返すのが原則。たいてい尾根の合流地点(上から見ると分岐)はやや斜面がなだらかになっているので、そこまで戻る。登るのは疲れるので、「まあここだろう」と中途半端なところまで戻り、やっぱり違っていたというパターンも危険。


2回ほど危うく迷いそうになった。1/25000地図は持って行ったのだが。
やはり地図読みは大事ですね。