その他注意点

○集合時間
参観時間の10分前。定刻に行っても遅いのでくれぐれも注意。多くの人は参観時間の20分前には来ていた。修学院離宮では15分前に来た私が一番遅かった。

2015後記 2014年頃から、許可証の集合時間が定刻に変更になったようなので、時間通りに行けばよくなったようです。なるべく早めに行ったほうがよいとは思います。


○許可証の他に身分証を持参のこと。


○いずれも入り口がわかりにくい。
京都御所参観入口の清所門は、観光ガイドには大抵載っていない(というか、載っている観光ガイドを見たことがない)。有名な蛤御門と勘違いしがちだけど、蛤御門からは遠い。御苑のさらに中にある門なので、わかりにくく注意。
京都事務所と同じく乾御門の近く。最寄りは地下鉄今出川駅、バス亭烏丸今出川
他にも仙洞御所の入口は御苑内部の大宮御所正門、桂離宮の入口はバス停から5分くらい桂川沿いを回り込み北側にあるなど、観光ガイドや一般の地図に載っていない場所が受付になっている場合が多い。途中の案内も少ないし、入口前にもほとんど何も書いていないところが多いので、宮内庁webサイトの地図でよく確認しておくこと。


○いずれも建物内には入れない。
建物は庭側から覗くだけ。雨の日は完全に雨ざらしなので、かなり辛いことになる。京都御所に行った時は台風でほんとに大変だった。悪天候時は防水の靴を履いて行った方がよいかも。


○撮影
「スナップ程度なら自由」とのことだけど、他の参観者と一緒に行動なので、ひと気のない写真を取るのは難しいし、他の人を押しのけたり三脚を使ったりはマナー違反。
ガイドさんと皇宮警察の方の2名に付いていく形で、あまり遅れると注意される。


桂離宮
書院の障子が閉ざされていて、桂棚などで有名な内部は見られない。中に入れないのは仕方ないけど、せめて障子は開けてほしい・・・
松琴亭ほか茶室は内部も覗ける。
実際行ってみると阪急電車や車の音が結構うるさいのが難点。
参観者の待合室は大抵プレハプのような小さな建物だけど、桂離宮だけはやけに立派で、市女笠型の引き手や
水仙の釘隠し
 ←1975年新年用年賀切手の図案にもなっています。
など、書院内にあって通常見られないものが展示されている。


交通は、バスより阪急桂駅から徒歩の方がおすすめ。河原町駅から10分ほど。


修学院離宮
客殿は中を覗け、有名な霞棚も見られる。一番郊外にあるので静か。
周囲の田畑も庭の一部となっているのは、もともと民衆の営みを見るための上皇の設計とのこと。地元農家が稲のほか野菜なども栽培している。
修学院離宮はかなり歩く上、高低差があり、途中日陰の少ない道なので、ガイドさん曰く、真夏にだけは来ない方がよい、とのこと。遠方の人など季節を選べないと辛い。
参観時間が長めだが、参観ポイントがそれぞれ離れていて移動時間がかかるためで、見どころは桂離宮とそう変わらない気がする。


交通は出町柳から叡山電鉄修学院駅(とあるアニメで使われて有名)で下車、徒歩15分くらい。ハガキには20分と書いてあるけど、老人の足の場合。
バスは時間が読めないし、市バスの一日乗車券が使えないので、あまりおすすめしない。


京都御所
紫宸殿はコースから外れており、かなり遠巻きに望むだけ。
(春秋の一般公開時は予約参観とコースが少し異なり、近くから見られるとのこと)


 
画像左は往復はがきの許可書、右は宮内庁京都事務所で前日に直接発行してもらった許可書。上部に住所氏名などを書く。