西芳寺(苔寺)

http://www.pref.kyoto.jp/isan/saihouji.html
http://tabinoshiori.web.fc2.com/kokedera.html

西芳寺は往復ハガキ申込枠のみ。
(団体さんは別枠がある? 不明)
参拝希望日の二ヶ月前から受付、一週間前まで必着。だいたい一ヶ月前までに申込めば、混雑期を除き満員ということはなさそう。


はがきは特に書式はなく、以下のことを書く。

往信表 〒615-8286 京都市西京区松尾神ヶ谷町56 西芳寺参拝係 御中
裏 拝観希望日・同伴人数・代表者の氏名・住所・電話番号
返信表 返信住所氏名
裏 空白

時間は選べない。日程は選べるので、満員だった時のために第三希望くらいまで書いておいた方がよいかも。法要など宗教行事のため、参拝をしない日もあるらしい。


写真のような文面がスタンプで押された返信がある。
午後1時から1日1回の参拝のことが多いようだが、人数が多い時は午前11時からも参拝を行うとのこと。
宮内庁関連と違い、土日の参観もできるようだが、混むので避けた方がよい。
冥加料は「3000円以上」とあるが、原則3000円で済む。それ以上包まなければならないような雰囲気は一切ない。
(騒々しい観光客を締めだすための措置というが、それにしてはこのお値段は納得行きませんね・・・)


周知の通り、宗教行事に参加が必須。通常は般若心経の写経だが、冬季は本堂が寒いため、お札を書いて読経のみとのこと。写経の際は同時に読経も行う。
「細筆を持参ください」と返信ハガキにあったので筆ペンを持って行ったが、お寺に筆と墨をすった硯が備え付けてあるので必要なかった。ただし筆ペンの方が早く書きやすく写経できるかもしれない。私はせっかく本物の筆と墨があるのだからと、備え付けので書いた。書きにくくやや手こずった。


まっさらな半紙に書くのではなく、薄く般若心経が印刷された上をなぞるというのもので書きやすい。「なんちゃって写経」という感じ。願い事を書く欄があるのでせっかくだから心願成就などを。
写経は早い人で30分くらい、自分の場合40分くらいかかった。椅子席もあるが少ないので正座だとかなり辛い。途中で足を崩してしまった。


宮内庁関連と違い、団体さんの受け入れもしているようで、少し鬱陶しかった。彼らを含めると参拝者は50人以上いたか? 
ただし団体さんも同様に写経・読経をしなければならない。


拝観時間は一時間半程度だが、宮内庁関連のように参観の順番が決まっていたり退出を迫られたりすることはないので、もう少しゆっくり滞在することもできる。私は団体さんなど他の人がほとんど帰って静かになるのを待ってゆっくり拝観した。


苔が一番見頃なのは梅雨時とのこと。ただし他の寺院も参拝する人にとっては梅雨時は困る・・・
想像だが苔が成長するのは梅雨から夏頃と思われるので、初秋あたりも比較的見頃ではないだろうか。
苔寺ほどの規模ではないけど、大原三千院、嵯峨野の祇王寺野宮神社などの苔もなかなか見事である。
桂離宮の苔も見事。かなり力を入れて育成しているらしい。


交通はバスだと渋滞、停留所の多さなどで時間が読めないので、阪急電車がおすすめ。阪急河原町駅から桂駅まで10分くらい、阪急嵐山線に乗り換え上桂から徒歩15分くらい。
嵐山線は本数が少ないし、どのみち歩くので、時間がない時は桂駅からタクシーがおすすめ。1000円以下だったと思う。


周辺神社仏閣だと鈴虫寺が有名だけど、言ってはなんだが西芳寺の予約がなく入れなかった人が代わりに行くところなので、パスしてもよい。地蔵院はそれなりに見どころあり。
あと松尾大社は全国の日本酒蔵の最高の聖地なので、一見の価値あり。