西本願寺

西本願寺の書院や飛雲閣も、事前に予約すれば参観できるとのことで、行ってみた。門徒にしか見せてもらえないのだと思っていた。下記を参考にさせていただきました。
http://blog.goo.ne.jp/hirokikurioka/e/ce18b654f90691f3c33272e987d81e7a


境内で配っている参拝案内にも、下記の記載があった。webサイトには載っていない。

書院、飛雲閣などの国宝や重要文化財の建物は拝観することができますか?
  事前予約制にてご案内を実施しております。龍虎殿までお問い合わせください。

集合場所の「龍虎殿」はお寺全体の事務所のようなところ。かなり近代的な建物で、外観だけ和風にしている。
強制ではないが、「懇志」という形で若干の寄付を求められる。寄付するとお線香の箱をいただける。
写真撮影は禁止。


参拝は1時間ほどと聞いていたが、実際には40分ほどだった。
お坊さんの詳しい説明とともに、虎の間、南能舞台、書院対面の間、東狭屋の間、虎渓の庭などが見られる。白書院、黒書院、北能舞台などは見られなかった。残念。時期により見られたり見られなかったりすることがあるのかもしれない。黒書院はかなり稀にしか公開されないよう。
しかし対面の間だけでも大変素晴らしく、御殿建築としてはこれまで観たことのない圧倒的な風格を感じた。二条城二の丸御殿と同格か、それ以上ではないだろうか。
白書院などはもっとすごいんだろうなあ・・・


飛雲閣は外観のみ。
5/20と5/21の宗祖降誕会親鸞誕生日)には、飛雲閣の初層に入れるらしいが、「懇志」5000円以上とのこと。
境内からも飛雲閣の三階部分は覗ける。敷地の南部堀川通沿いにある。


ついでに書くと、有名な国宝の唐門は自由に見られる。
唐門のすぐ外は龍谷大学大宮キャンパスで、和洋折衷の独特な近代建築(1879年築・重要文化財)は一見の価値がある。こちらも内部を公開する時期があるらしいが、外観だけなら普段から見られる。ただし西本願寺側から通り抜けが出来ないので、いったん堀川通側に出て回りこむ必要がある。


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西本願寺への誘い
http://www.amazon.co.jp/dp/4894167131/
に、非公開文化財の写真、巻末に非公開エリアの詳しい間取りなどがあるので参考になる。図書館などで借りられれば読んでみてはどうだろうか。