下の句かるたと光琳かるた


【世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る】山の奥に(尓)も 鹿ぞ鳴くな(奈)る
【もろともに あはれと思へ 山桜】花より外に(ニ) 知る人も(毛)な(奈)し


もっともこれを「下の句かるた」と呼び、北海道独特の競技の仕方があるというのを、金曜の「ちはやふる」で初めて知ったのだけど・・・
古道具屋で以前に買った。箱の文字が右から横書きだったので戦前っぽい。
安かったし異体仮名が使われていたので面白そうというので買った。木版刷りのように見える。一応100枚揃っている。
今も任天堂などでは売っているよう。
http://www.nintendo.co.jp/n09/hyaku/kifuda/index.html
別に普通に取り札としても使えるのだが、これを読むのは異体仮名を知らないとなかなか大変。北海道の人は読めるのかな。



久方の 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ
異体仮名を字母の漢字にして書くと
久方の 日可利能とけき はる乃日尓 志津心なく 者那のちるらむ
と書いてある(間違ってないよね?)


尾形光琳による光琳かるたのレプリカも以前買っている。写真は紀友則の札。
確か当時、製造元の大石天狗堂さんにメールで問い合わせ、都内で取り扱っているのは赤坂の京都物販店だけと聞き、わざわざ買いに行った。
今ではアマゾンでも扱うようになっている。
百人一首かるた 光琳かるた 和紙仕上げ
http://www.amazon.co.jp/dp/B001CIR6SS/