動かすためのトレーニング

動かない初級者の頃だけやればよい。リトルピシュナ、ピシュナ
リトルピシュナ 48の基礎練習曲集(60の指練習への導入) 解説付 (zen-on piano library)
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ピシュナ 60の練習曲 解説付 (坂井玲子校訂・解説) (Zenーon piano library)
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などを使ってトレーニングするのがよい。ハノンは役に立たない。
特にピシュナが有効。ピシュナ1の

右手1でミを押さえながら34でソラソラソラソラ
1を離し、3でソを押さえながら54でbシラbシラbシラbシラ
以降半音上がって同じパターンをオクターブ続ける

というのが結構効く。特に「3でソを押さえながら54でbシラbシラ」。
指がつりそうになるかもしれないが、なるべく手首の力で補って弾く。薬指で溝を掘るような感じ。指を痛めるのであまりやり過ぎない。
4で黒鍵を弾くパターンが最も難しいので、手首を最大限に使いながら無理な力を入れずに弾く。
この練習は345の独立にかなり有効。一方、薬指を高く上げるにはそれほど役に立たないようにも思われる。


ピシュナでは右手のみこのパターンの練習があり、左手にはないが、個人的に左手も同様のパターンを考え、

右手は3でソを押さえながら54でbシラbシラbシラbシラ
左手も同時に3でオクターブ下のソを押さえながら54でミファミファミファミファ
以降両手とも半音上がり同じパターンをオクターブ続ける

という形にして練習していた。極論すれば、ピシュナはこの曲以外練習しなくてもいいような気もする。


一旦ある程度動くようになれば、あとはバッハの3声などを日常的に弾いていれば、ほっといても指は鍛えられるので、特にこのようなトレーニングをする必要はなくなる。


http://nanapi.jp/6158/
「ピアノ 薬指」でググると最初に出てくるけど、こういう訓練はあんまり意味がない。
指を丸く曲げていたら上がらない。私もほとんど上がらない。それから手首の位置が高すぎ。

「上げることばかり考え、下げることを考えていない」「指の形や手首の高さを考えていない」という典型的な訓練のような気がする。こんな訓練、百年やっても全くの無駄です。
くどいが「下げる方が大事」「手の形を最大限考える」である。


http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=9yll7EaSLtg
こちらはピシュナ1の練習に似ている。下げることに重点を置いているので、それなりに効果はあるかも。

http://sakupiano.exblog.jp/2919030
他にもこんなトレーニングを提案している人もいる。