運指、指かえ

指かえは要は、小指まで使ったらもう後がない、指かえできないので、それまでに親指をくぐらせるということ。どこでくぐらせる、またぐかは曲によって決める。
ハ長調の音階なら、ドレミの3つとファソラシの4つでグループになっているから、ミの中指まで来たら次は親指でファを弾けば調度良い。シの薬指まで来たらまた親指を持ってくる。
ドレミファソまで弾けばいい、後がないところを弾くなら、当然指替えをする必要はない。


運指は指番号で、
親指―小指
1-5
で表している。左右とも同じで、左手は音が下がるほど数字が上がる。
数字が右手か左手か判断に迷うこともあるが、大抵常識的に判断できる。音符の上に書かれた数字が右手、下に書かれた数字が左手と区別していることが多いが、そうでない楽譜もなかにはある。
高い音ほど数字が大きくなっていれば右手、逆なら左手と判断できる。


はじめは楽譜に書いてある通りの指で弾くが、慣れてきたら自分の指に合っているように直しても良い。さらに小指まで使ってしまっても薬指でくぐるというような技法もあるけど、それはもっと進んでからで。