nenemuu2004-12-19

麻布十番、赤い靴はいてた女の子の像。
クリスマス調の装飾が施されている。
横浜の山下公園にあるのも、以前に見たことがある。
しかし像の台座に書かれた解説文には意外な事実が。
http://www.asahi-net.or.jp/~ye5t-hru/kimicyan.htm
にも書かれているけど

赤い靴はいてた女の子は
今、この街に眠っています。


野口雨情の童謡「赤い靴」の詩にはモデルがありました。
その女の子の名前は「きみちゃん」。
きみちゃんは赤ちゃんの時、いろいろな事情でアメリカ人宣教師の養女に出されます。母 かよさんはきみちゃんがアメリカに行って幸せに暮らしていると信じて雨情にこのことを話し、この詩が生まれました。しかし、きみちゃんは病気のためアメリカには行けませんでした。
明治四十四年九月、当時麻布永坂町、今の十番稲荷神社のあるところにあった孤児院でひとり寂しく亡くなったのです。
まだ、九歳でした。
母と子の愛の絆を、この「きみちゃん」の像に託して、今、みなさまの幸せを祈ってやみません。

(上の引用を元に、撮って来た写真と照らし合わせ若干修正)
うーん、そんな悲しい話だったんですなあ。
しかし「いろいろな事情で」というあたりが気になる。要するに捨て子だったのかな。