本
『歴史とはなにか』 ISBN:4166601555 がなかなか良かったので、おかわり。
現代新書のこの新しいデザイン、今ひとつ。
ひょっとして、一冊一冊にイラストを描いてもらうギャラが惜しくなったからかなあ? 無駄に加熱する新書戦争を見るとそんな気がする。
桜が創った「日本」: ソメイヨシノ起源への旅/佐藤俊樹 岩波書店 2005/02
『不平等社会日本』 ISBN:4121015371 の佐藤氏である。氏としては異色。
近ごろ、各地でソメイヨシノの老木化が進んでいると報じられている。弘前城のように枯死防止に成功したところもあるようだけど、やはりもうソメイヨシノ一辺倒は止めて、エドヒガンなど長寿の樹を適度に混ぜるようにした方がよいと思う。ソメイヨシノというのは早く緑化できるという理由で好まれた、ある意味高度成長時代(や震災復興など)の遺物なんだよね。
高尾の桜保存林によく行く私から見れば、どこへ行ってもソメイヨシノばかりというのは正直退屈である。